口腔ケア勉強会の進め方

実践!口腔ケアマニュアル

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入所者、利用者の健康管理のため、口腔状態を良好に保つには、現場のスタッフの知識と意識の向上が欠かせません。そのための最初のステップが、入所者や利用者に現場で接するスタッフ向けの口腔ケア勉強会です。勉強会の開催については次の6つのポイントがあります。

1.勉強会の目的・目標の設定
口腔ケア勉強会の目的は、スタッフが入所者や利用者の口腔状態について関心を持ち、問題や異常に気付いた場合、医療関係者と円滑に連携できるようにすることです。さらに利用者の良好な口腔状態を維持するための支援も行えるようにします。そして、勉強会後には、スタッフが利用者の口腔状態について、声かけができるようになることを最初の目標として設定するのが適切です。

2.協力歯科への講師依頼
口腔ケア勉強会は、協力歯科へ講師を依頼すれば、快く引き受けていただけるでしょう。もし、不幸にも名義だけの協力歯科であって、実際の協力を何もしていただけない協力歯科医なら、早々にほかの医院に切り替えることも検討すべきです。

3.開催日時の設定
勉強会はスタッフミーティングの時間に開催すると参加率が高まります。勉強会の時間は概ね1時間程度が適切です。協力歯科医の場合、講師料を要求されることは稀です。

4.事前アンケート
勉強会開催前に、参加者向けに勉強会で知りたいこと、現場で困っていることのアンケートを実施します。アンケートには「ご利用者さんのお口の問題で気になることや相談を受けたことがあったら、ご記入ください」と明記し、簡単に回答できるものにしましょう。このアンケートをコピーしたものを講師の歯科医師へ渡し、勉強会の資料や教材の準備に役立ててもらいます。

5.勉強会の進め方
実際の勉強会では、事前アンケートを元に「◯◯さんからご質問のあった、これこれのケースでは」と、参加者を巻き込んだ進行を心がけます。

6.事後アンケート
勉強会の最後の10分間は、勉強会参加アンケートの記入にあてましょう。事後アンケートのポイントは、「今日の勉強会で学んだことは何ですか?」「明日からあなたが行う新たな具体的な行動を記入してください」の2つだけで結構です。そして、講師の歯科医師へは事後アンケートをその場でコピーしてお渡しすると大変喜ばれます。もちろん、次のスタッフミーティングでは、どのような具体的行動を起こしたかをレビューします。

「口腔ケア勉強会の進め方」のまとめ

ここがポイント
  • 勉強会開催時の6つのポイント
  • 1.勉強会の目的・目標の設定
    2.協力歯科への講師依頼
    3.開催日時の設定
    4.事前アンケート
    5.勉強会の進め方
    6.事後アンケート

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