喫食障害とは
食事を楽しんでおいしく食べることを「喫食」といいますが、なんらかの理由で喫食が妨げられてしまうのが、喫食障害です。
喫食障害が起こる原因として、さまざまなことが考えられます。
生命を維持するために食べることを「摂食」と言いますが、こ れに対し、食事を楽しんでおいしく食べることを「喫食」といいます。
●口腔内のトラブル
歯が痛い、ぐらぐらして抜けそうな歯がある、入れ歯の不具合、ドライマウス、舌苔による不快感など
●あごや顔面のトラブル
開口障害、顔面麻痺など
●体の状態
脳梗塞やパーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの病気やその後遺症、認知症など
●心の問題
うつ病、家族関係の不和、不幸などの精神的ストレス
●食事の環境や状況
孤独、冷たくて暗い雰囲気、騒がしくて落ち着かない、嫌なニオイがする、冷たい言葉かけ、せわしない食事時間など
●献立の問題
冷えた食事、苦手な食べ物、香りの悪いもの、見た目が悪い調理など
体の不具合があれば改善し、食事時間の楽しい雰囲気づくりを心がけて、喫食障害を改善させましょう。