口腔リハビリテーション〈1〉 咀嚼のリハビリ
口腔リハビリテーションは、病気、障害、老化などで動きが低下した口の機能の回復や、これ以上の低下を防ぐことを目的に行う、お口のリハビリです。
症状ごとに方法はさまざまですが、自分でも簡単にできるので、試してみてください。
■よく噛むためのリハビリ
上手に物を噛むためには、舌やほおの動きが大切です。
これらの動きがよくないと、歯があってもうまく噛めず、口の中でもぐもぐしてしまいます。
舌やほおのストレッチで、口の動きをしなやかにしましょう。
●口のストレッチ
・舌を出したり引っ込めたりする。
・ほおをふくらませたり、へこませたりする。
・舌先を左右の口角につける。
・舌先を唇の上と下につける。
口の中にスプーンを入れ、ほおの内側から外側に軽く押して、ほおの筋肉でスプーンを押し戻す。また、首を前後左右に倒してストレッチし、緊張をやわらげると、舌や喉の動きがなめらかになります。