のどに食べ物が詰まったら
年をとると、舌の動きが悪くなったり、飲み込む力が弱くなったりして、食事中にむせたり、 食べ物がのどにつまりやすくなったりします。
むせたときに、大きな咳が「エッヘン」と出てすぐに治まるようであれば問題がありません。
けれども、呼吸がゼエゼエして声がかすれている場合や、むせがなかなか治まらない場合は、 のどの詰まりが完全には取れていない状態です。
自力ではとれないこともありますので、介助が必要となります。
(1)高齢者を前かがみにさせ、口の中に指を入れて舌を押し下げて背中を叩く。
(2)高齢者を立たせ、介護者が片手で胸の下を支えておじぎをするように前かがみにさせ、肩甲骨の間を4~5回くらい強く叩く。
呼吸困難になっているときや意識のないときは、窒息するおそれがあるので、すぐに救急車を呼びましょう。