高齢者の食事の工夫
「食べる」ことは健康な体を維持していくための源であり、大きな楽しみでもあります。高齢になってくると、歯がなくてよくかめない、入れ歯が合わなくてかめない、飲み込みがうまくいかない、などさまざまな理由から食事がうまく食べられなくなってくることがあります。
そんな時は、状態に合わせて食事の形を変え、自分の口で安全に食べ得られるように工夫をする必要があります。
●調理の工夫
家族と同じ料理のときも、下ごしらえに一工夫するだけで食べやすくなります。
【肉類】
たたいてやわらかくしたり、筋に切れ目を入れる。
【魚類】
骨がのどにひっかからないよう、身をほぐしたりすり身にする。
【野菜】
意外と噛み切れないほうれん草は小さく切る。根菜類は隠し包丁を入れてやわらかく煮る。
【漬け物】
たくわんやきゅうりなどは、薄く切るか切れ目を入れると食べやすくなる。