摂食・嚥下障害のサイン
食べ物や水分を口の中に取り込んで、咽頭から食道、胃へと送り込むことがうまくいかなくなる摂食・嚥下障害がある人には、体型、筋肉の付き方、姿勢など、全身に及ぶ外見的な特徴がいくつか見られます。
次のような様子が見られる方は、注意が必要です。
●ひどくやせている
筋力が少ないと、のどの収縮力が低下して、飲み込みがうまくいかなくなることがあります。
●のど仏が下がっている
のどの筋力が衰えると、のど仏の位置も下がるため、ゴックンと飲み込むときにのど仏を持ち上げるのに時間がかかるようになります。
●首に力が入っている・首の筋肉が硬い
首がしなやかに動かないと飲み込みもスムーズにいきません。腹筋が弱まって首や肩で呼吸をしていたり、寝たきりで首が固まった状態になると飲み込みがうまくいかなくなります。
● 猫背
顔が前に出てあごが上がり、のどの筋肉が突っ張った状態になって飲み込みにくくなります。