唾液を増やす心がけ
口の中を潤している唾液には、口内の汚れや細菌を洗い流す自浄作用や、細菌の発育を抑える抗菌作用などがあります。唾液の分泌は加齢と共に減少するため、高齢者ではお口のトラブルも増えていきます。
唾液の分泌を促すには耳の下や顎の下にある唾液腺を刺激する「唾液腺マッサージ」が効果的ですが、日常生活や食べ物によっても増やすことができます。
●よく噛んで食べる
噛むことで唾液腺が刺激されて、分泌が活発になります。ガムを噛むのも効果的です。
●水分を補給して口の中を潤す
ただしカフェインには利尿作用があり、水分が排出されてしまうので、水分補給にお茶やコーヒーにはおすすめしません。
●鼻呼吸を心がける
口呼吸は口腔内を乾燥させます。
●唾液の分泌を促進させる食べ物
レモンや梅干しなどのすっぱいものが代表的ですが、昆布に含まれるアルギン酸や納豆のポリグルタミン酸も唾液の分泌を促進します。また、セロリやニンジン、アーモンドなども唾液の分泌を促します。