お餅を安全に食べる工夫

お餅は高齢者の好物ですが、誤嚥による窒息の心配がある食べ物でもあります。
普段は食べることを控えていても、お正月くらいはお餅を楽しみたいということもあるでしょう。摂食嚥下機能に問題がないことが大前提ですが、のどに詰まらせにくい食べ方を工夫するとよいでしょう。
お餅はできるだけ小さく切り、食べる前にはお茶などで口腔内をしっかりと潤しておきます。お餅を口の中に入れたら、ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにします。食事の介助が必要な場合も、よく噛むことを促して、?んでいるのを確認してから飲み込んでもらいます。食べている時は会話をせずに、お餅を食べることに集中することも大切です。
また、通常のお餅の代用として里芋餅にすると嚥下しやすくなります。里芋餅の作り方は簡単で、蒸した里芋を熱いうちに皮をむき、片栗粉を混ぜてフライパンで焼くだけです。片栗粉を混ぜることでお餅に似た食感が得られます。
里芋には認知症やがんを予防する効果があり、食物繊維も豊富です。お正月のお餅代わりに試してみてはいかがですか?