訪問歯科診療ニュース カムカム通信 歯から元気!「カムカム通信」は、訪問歯科診療の普及のために当協会が発行しているレポートです。介護事業所での口腔ケアへの取り組み事例をご紹介しています。

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  • 2008.03

COMECOME倶楽部

“心も体も元気になる医療”を提供する「医療法人社団大浦会(ピュア・サポートグループ) メディカルケアセンターファイン」(熊本県熊本市)では。口腔ケアに力を入れてきました。その成果はデータにも現れています。

実践で口腔ケアの有用性を立証

実践で口腔ケアの有用性を立証

ピュア・サポートグループには、私たち「メディカルケアセンターファイン」と隣接する介護老人保健施設と併せて、現在、4名の歯科衛生士が
おります。
当院は今では回復期リハ病棟(42床)と緩和ケア病棟(21床)の2つの病棟からなる一般病院ですが、以前は療養型の病院で介護病棟があり、介護度の高い方もたくさん入院していたので、どうしても誤嚥性肺炎にかかってしまう方も少なくありませんでした。そこで、口腔ケアを介して少しでも感染を減らせればと思い、3年くらい前にまずファインに2名の歯科衛生士を迎えました。
その結果、この3年間で誤嚥性肺炎を減少させることができました。口腔ケアの重要性が明かな結果として出たので、データにまとめて発表もしました。口腔ケアをもっと広く現場に浸透させていきたいと考えています。

外部講師を招いての勉強会 当院では看護や保健などテーマごとに内部の専門職が講師となり、スタッフ同士の勉強会を定期的に行っています。口腔ケアについては、歯科衛生士が講師役です。
そんな中で、日本訪問歯科協会が歯科医師による勉強会を行っていることを知りました。スタッフが持ち回りで講師役をやることが負担にもなっていたので、外部から講師を招いて勉強会を実施しました。
歯科医師による講義は専門的であり、幅広い知識をお持ちなので、とても参考になりました。よい刺激にもなり、みんな真剣に耳を傾けましたし、先生が気さくにお話ししてくださったので、活発にいろいろな質問が出ました。
日本訪問歯科協会との連携で、勉強会は今後も定期的に実施していきたいと思います。 歯科衛生士を中心に他のスタッフを育てる体制づくりを 勉強会で得た知識は、それぞれの仕事の役割の中で生かしていきたいと思います。たとえば、ピュア・サポートグループには当院以外にも、老健や在宅系のケアハウスなどもありますが、利用者様、入居者様の身近で実際に毎日のお世話をするのはケアスタッフです。ですから、ケアスタッフが口腔ケアの技術をしっかり身につけられれるように、専門家である歯科衛生士が中心となって周りのスタッフを育てていってほしいのです。現状ではまだそこまではいきついていないのですが、そうした体制作りを目指しています。

ワンポイントアドバイス 今日から始める。簡単お口のケア!

舌と上あごのケア<2>唾液の分泌量が減ったり、舌の動きが鈍くなった高齢者では、舌の汚れがつきやすくなります。
舌が汚れれば接する上あごも汚れるので、歯みがきだけでなく、舌や上あごの汚れも意識してケアを行うようにしましょう。
舌と上あごのケアには、やわらかめの歯ブラシや、専用の舌クリーナーなどを使用します。舌の表面を軽い力で奥から手前に10回程度かき出します。上あごも同様に行います。
乾燥したままブラッシングすると汚れが落ちにくいだけでなく、粘膜を傷つけてしまうこともあるので、必ず口の中に少量の水を入れて湿らせて、ささっとブラッシングします。
また、こすりすぎは禁物です。一度にきれいにならなくても、毎日少しずつ行うことで汚れは徐々に落ちていきます。

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