訪問歯科診療ニュース カムカム通信 歯から元気!「カムカム通信」は、訪問歯科診療の普及のために当協会が発行しているレポートです。介護事業所での口腔ケアへの取り組み事例をご紹介しています。

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  • 2007.07

COMECOME倶楽部

利用者様に笑顔やいきいきとした表情が戻ってくることを目的に ケアを提供している「筑波メディカルセンター デイケアクリニッ クふれあい」(茨城県つくば市)では、そのためにも口腔ケアが大切 だということを歯科検診で再認識しました。

いきいきとした表情を保つためにも口腔ケアは大切

いきいきとした表情を保つためにも口腔ケアは大切

私たち「筑波メディカルセンターデイケアクリニックふれあい」の利用者様の中には嚥下障害の方もいらっしゃいますので、口腔ケアの重要性を認識していましたし、関心ももっていました。
そんなときにタイミングよく日本訪問歯科協会から歯科検診のお話をいただき、さっそくお願いしました。
検診を受けるまでは、歯がなくてもあまり不自由を感じていらっしゃらなかったり、何十年も入れ歯をはずしたことがなかったりなど、自分のお口の中がどんなふうになっているのかわからないという方が案外多かったのですが、検診で自分のお口のトラブルを認識されたようです。

専門家からのお話の説得力は大きい これまで、私たちも利用者様に「お口が汚れていると肺炎の原因になりますよ」「自分の口で食べられなくなると、栄養状態が悪くなりますよ」などとお話ししていましたが、利用者様はどこかで「他人事」「自分には関係ない」と思っていたらしく、一般論としてしか聞き入れてもらえなかったようです。
それが歯科の先生から、「あなたの歯が……」と言われれば、自覚せざるを得ません。「80歳でこんなに歯が残っているなんてすごいですね」とほめられればうれしいですし、「歯みがきのおかげですよ」と言われればもっとがんばろうという気になりますし、「入れ歯をもう少しきれいにしたほうがいいですね」と言われれば、お手入れしようと思いますよね。
やはり専門家からのアドバイスはとても説得力があるので、よい意識づけになったようです。
また検診をやりましょうかと尋ねたら、みなさん喜んで次も参加すると言ってくださったので、歯科検診は定期的に続けたいと思います。 いくつになっても若々しくいてほしいから 私自身も歯を治療し、歯の大切さが身にしみてわかったので、利用者様も1本でも歯を多く残せるようにがんばっていただきたいと思います。
歯があるのとないのとでは美容の面でも差が出てきます。歯が抜けてくると口元がたるんでくるので穏やかでやさしい顔つきにはなりますが、いきいきとした表情ではなくなってしまいます。
歯があればしっかり食べられるので体力がついて健康も維持できますし、表情もいきいきします。
年寄りは年寄りらしくではなく、いくつになっても若々しくいきいきとした表情で、健康でいてほしいので、そのためにも口腔ケアは大切だと考えています。

ワンポイントアドバイス 今日から始める。簡単お口のケア!

嚥下機能の重要性(1)加齢とともに嚥下機能は低下する
物を飲み込む動作はふだんは意識せずに行っていますが、舌やのどなどが巧みに連動して食道から胃の中へと送り込んでいます。
加齢とともに物を飲み込む嚥下機能も低下するため、うまく飲み込めなくなったり、気管や肺へと流れてしまう嚥下障害が起こったりします。
嚥下障害になると、栄養を十分に摂取できずに栄養失調になったり、「誤嚥性肺炎」などの病気にかかりやすくなったりするので、健康を維持するためには、嚥下機能の低下を防ぐことも大切です。

嚥下機能が低下する原因 ●歯が弱り、噛む力が低下
●唾液の量が減る
●あごやほお、のどなどの筋力の低下
●粘膜の知覚や味覚の低下
●注意力や集中力の低下
●脳卒中や認知症による障害
など

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