訪問歯科診療ニュース カムカム通信 歯から元気!「カムカム通信」は、訪問歯科診療の普及のために当協会が発行しているレポートです。介護事業所での口腔ケアへの取り組み事例をご紹介しています。

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  • 2007.06

COMECOME倶楽部

介護付き有料老人ホーム「平和の里オアシス」(福岡県直方市)では、勉強会と歯科検診を行い、利用者様のお口の健康管理のお手伝いをしています。

いざ始めてみれば「歯科で往診?」という不安はすっきり解消

いざ始めてみれば「歯科で往診?」という不安はすっきり解消

私たち「平和の里オアシス」でも、利用者様を対象とした勉強会と歯科検診を行いました。
これまでは、利用者様に「食事の後は歯みがきをしてください」というお声がけくらいはしていましたが、口腔ケアとしては、十分に徹底してはいませんでした。
歯みがき後にきちんとみがけたかどうか、歯を見せていただくこともしていましたが、「自分の歯なんだから放っておいてよ」と言われたり、みがき方にばらつきがあったりして、汚れがついているとわかっていても、どのように指導したらよいのかわからなくて困っていました。
子どもならば「食事が終わったら自分できちんと歯みがきしなさい」と言えますが、立派な大人に向かってそんなことも言えません。
専門家の方にちゃんとお話が聞きたいと思っていたので、勉強会ができて本当によかったと思います 。

検診で自分のお口の状態を冷静に認識 検診を行い、先生が一人ひとりにお話をされたことで、利用者様の意識が変わりました。
今までは、歯は大切なんだとわかっていても、意識として定着していないから、トラブルを抱えていてもそのままにしてしまっていたのでしょう。
けれども、検診を受けてみると、自分が考えていた以上に悪くなっていたという方も多かったようです。
検診に来ていただいた田中先生はお若いので、実は最初は「こんなに若くて大丈夫かしら」と思っていました。でも、説明はていねいですし、利用者様やご家族やスタッフからのいろいろな質問にも嫌な顔せずに答えてくれるので、安心してお任せできました。
利用者様のお口の健康のためにも、またスタッフの意識向上のためにも、今後も定期的に勉強会や検診を行っていけたらよいと思っています。 先生のきめ細かな説明で築けた信頼関係 検診後には、訪問歯科診療を受けている方もいます。
これは他の治療にも言えることですが、病院は病院、往診はまた別のものと考えている人は多いのではないでしょうか。同じように治療するのに、病院のほうが安心だというのです。精神的な部分が大きいのでしょう。
だから、「歯医者さんの往診って大丈夫なの?」と不安の声も聞かれましたが、いざ訪問歯科診療が始まってみれば、そんな心配はまったくいりませんでした。往診でも歯科医院と同様の治療を受けることができました。
また、ただ治療だけして帰ってしまうのではなく、今日は治療をしたのか、私たちにもご家族の方にもきちんと説明してくれるので、よい信頼関係も築けました。

ワンポイントアドバイス 今日から始める。簡単お口のケア!

ドライマウス<2>口の中の乾燥度チェック
次の項目で3つ以上当てはまる場合は、ドライマウスの可能性がありますので、歯科医師などに相談してみましょう。
☑口の中が乾いて、カラカラする
☑口の中がネバネバしていて話しにくい
☑クラッカーなど、乾いた食べ物を飲み込みにくい
☑舌がひび割れたり、口の中に痛みがある
☑夜中に起きて水を飲む
☑味がよくわからない
☑口臭が気になる
☑虫歯が増えた、入れ歯を調整しても合わない

口の中が乾燥するときには、お茶や薄めのレモン水でうがいをするのもよい方法です。
ほかに、人工唾液や唾液分泌促進剤などもあります。寝たきりの高齢者では、介助者がしっかり口腔ケアを行うことで、唾液の分泌が増えることもあります。

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