訪問歯科診療ニュース カムカム通信 歯から元気!「カムカム通信」は、訪問歯科診療の普及のために当協会が発行しているレポートです。介護事業所での口腔ケアへの取り組み事例をご紹介しています。

  • 38
  • 2006.12

COMECOME倶楽部

老人デイケアに取り組む、医療法人松岡整形外科(愛媛県松山市) では、お口の状態の改善だけでない、口腔ケアが高齢者の生活に もたらす幅広い効果を実感しています。

口腔ケアによって広がった利用者様の楽しみ

口腔ケアによって広がった利用者様の楽しみ

私たち「松岡整形外科通所リハビリテーション」では、今年の4月からこれまでに、口腔ケアに関する職員勉強会、利用者検診・勉強会を計5回行いました。
勉強会・検診の後は、多くの利用者様が往診を申し込まれました。これまでは歯医者に行きたくても行けないという方が多かったので、勉強会や検診によって、デイケアと歯科医院との連携ができるようになったことは、とてもよかったと思います。お料理を作って食べる楽しみが増えた
口腔ケアを行ってうれしかったことがほかにもありました。お口は食べることと関連しますが、そこから「料理を作って食べる楽しみ」に広がっていったことです。
お口の状態がよくなって、お料理談義に花が咲くようになり、実はきのうも利用者様と一緒に佃煮を作りました。「あなたはお砂糖を計って」「私はおしょうゆを計るわ」など、役割を分担しながら参加してくれました。
利用者様同士で材料を用意したり、レシピを交換したりすることは、記憶をたどるリハビリにもなるようです。ここで利用者様とお料理を作るようになって、私のレパートリーも少し増えました。

口腔ケアは大きなやりがい 私は以前から口腔ケアに関心があり、個人的に口腔ケアの講義を受けたことがあります。そのときに、「舌は腸の一部が表れたもの」というお話を聞き、とても興味をもちました。
そして、介護保険の改正で、口腔ケアに本格的に取り組むことになり、何から始めたらいいのかと迷っていたときに日本訪問歯科協会からお電話をいただき、協力をお願いすることになったのです。
今は利用者様を通して、自分も勉強させていただいているという感じですが、口腔ケアが私の大きなやりがいになっています。口腔ケアの知識はだれにも負けないと言えるように、これからももっと勉強してがんばって取り組んでいきたいと思います。

ワンポイントアドバイス 今日から始める。簡単お口のケア!

ドライマウス(2)「ドライマウス(口腔乾燥症)」は、慢性的に唾液が不足して、つねに口の中が乾燥した状態になることで、食べ物が飲み込みにくくなったり、舌に痛みを感じるようになったりします。

口の中の乾燥度チェック☑口の中が乾いてカラカラする
☑口の中がネバネバしていて話しにくい
☑クラッカーなど、乾いた食べ物を飲み込みにくい
☑舌がひび割れたり、口の中に痛みがある
☑夜中に起きて水を飲む
☑味がよくわからない
☑口臭が気になる
☑虫歯が増えた、入れ歯を調整しても合わない
3つ以上当てはまる場合は、歯科医院などに相談してください。

ドライマウスの予防法予防には唾液の分泌をよくすることが大切。口の中が乾燥するときには、お茶や薄めのレモン水
でうがいをするのもよい方法です。ほかに、人工唾液や唾液分泌促進剤などもあります。寝たきりの高齢者では、介助者がしっかり口腔ケアを行いましょう。

発行/SOSデンティスト 一般社団法人 日本訪問歯科協会
〒101-0037 東京都千代田区神田西福田町4 ユニゾ神田西福田町ビル8F TEL:03-5297-5073 FAX:03-5294-1150

  • 患者の皆様へ 訪問歯科を申し込む
  • 介護事業者の方へ 「お口の健康相談会」を実施するには

Copyright©Nihon Houmonshika Kyokai All Rights Reserved.