訪問歯科診療ニュース カムカム通信 歯から元気!「カムカム通信」は、訪問歯科診療の普及のために当協会が発行しているレポートです。介護事業所での口腔ケアへの取り組み事例をご紹介しています。

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  • 2004.05

COMECOME倶楽部

『三原市デイサービスセンターわたせ』(広島県) では、利用者様のQOL向上のために、集団歯科検診、訪問歯科診療、口腔ケアの勉強会などのさまざまな活動を取り入れています。

口腔ケアのさらなる浸透を目指して

口腔ケアのさらなる浸透を目指して

食べること高齢者の大きな楽しみであり、食べるためにはお口の健康はとても大切です。当施設では、2年前から年1 回ぺースでキカウ歯科医院の木川先生に歯科の集団検診をお願いしています。食事はきざみ食がいいのか、それともミキサー食になるのかなど、お口の状態は一人ひとりのニーズに関与するので、検診で個々のアドバイスをいただくことは、非常に有意義なことだと実感しています。先日、近隣の小学校の生徒さんたちが当施設に社会科見学に来たのですが、その日はちょうど木川先生がいらっしゃっている日でした。初めて間近で見る往診車に、生徒さんだけでなく 引率の先生もとても興味をもっていました。歯医者さんの往診をご存じない方は、まだ多いようですね。
利用者様の中には、これまで歯の治療に行きたくても行けないという方がたくさんいらしたので往診はとても喜ばれています。今後も希望される方には、積極的に対応していくつもりです。
さらに昨年7月には、木川先生の指導のもと、職員向けにロ腰ケアのミニ勉強会も行ないました。勉強会の前は、自分のロのケアだって難しいんだから、人のお口の中のケアはもっとよくわからないと、私たちにも少し戸惑いがありました。けれど、正しいフラッシングのやり方などをわかりやすく教えていただいてからは、苦手意識がなくなりました。
家族の方にも、利用者様に食べる喜びを感じていただくために、 咀嚼や嚥下の機能低下を防く口腔ケアが大切だとお話しています。
当施設では、利用者様に対して来園の際には「歯ブラシをもってきてください」とお願いします。でも歯磨きはつい忘れがちになるのかこちらから声をかけないと、意識的に歯を磨こうとしない方もたくさんいます。入れ歯も合わなくなったらそれっきりで、入れ歯がなくても、歯茎で噛めていればそれでいいという方も多いのが現状です。
当施設で口腔ケアを導入し初めてからまだ1年。十分に浸透するためには、もう少し時間が必要なのかとも感じていますが、前向きにしっかり取り組んでいきたいと思います。

ワンポイントアドバイス 今日から始める。簡単お口のケア!

口腔リハビリテーション?【嚥下のリハビリ】ふだん私たちは,食べ物を飲み込む瞬間は,気管に入らないよう無意識に息を止めています。しかし、呼吸のコントロ一ルがうまくいかないと、息を止めることができずに吸い込みながら食べてしまい、誤嚥が起こるのです。誤嚥はは窒息や肺炎の原因になります。安全に食べるためは、呼吸のコントロ一ル重要です。

飲み込みのリハビリ誤嚥しそうになっても、むせて吐き出すことができれば大丈夫。むせることは反射的に食べ物を吐き出そうとする防御反応なのです。正しくむせるには、お腹に息をため込んで、思い切り吐き出します。
●深呼吸とせきの練習
深呼吸をして、いったん息をとめた後、エッヘンとせきをして吐き出します。これを何度か繰り返します。
●腹式呼吸の練習
うつぶせに寝て、自分の体の重みを利用し、5?10分、おなかを意識して呼吸します。ただし、自分で寝返りができない人では注意が必要です。

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