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学会長挨拶
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学会長
裄V 融
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本当に悩んでいる患者さんの為に
本学会は2001年から営々と訪問歯科医学に関する諸問題を取り上げ積み重ねて参りましたが、現在我国における要介護人口400万人、うち知的障害者150万人と言われており、口腔ケアを待つ患者は非常に多い現況にあります。
そこで、叡知を絞って悩む患者さんの健康回復に努めることが求められていると思います。私は幸いなことに8020運動で表彰されていますが、私の周りにも良くない口腔環境に悩んでいる人も少なくありません。
訪問歯科診療には、一般歯科医学の他に口腔ケアに関する救急医学や麻酔学、並びに日常の内科診療とも密接な関係を持っていて該博な医学的知識が必要とされます。
その為にも歯科医師も一般医と連携をとりながら切磋琢磨していかなければなりません。
更に大切なことは単に医療の提供者としてだけではなく、患者さんの悩みをじっくりと聞いてあげる“ Narrative Based Medicine ”の気持ちも大切にしなければなりません。
Narrativeとは病気の物語のことであり、それをしっかりと聞いてあげることから治療が始まるということです。 これに基いた医学も忘れてはならない大切なことということです。
本学会においてこれらの諸問題を取り上げて討論することは極めて意義深いものがあると存じます。
そして、本学会が本当に悩んでいる患者さんの為になる医療技術の発展や理念を高められるように念じて御挨拶と致します。
■略 歴
昭和27年3月 岩手医科大学卒業
昭和41年1月 岩手医科大学歯学部歯科放射線学講座教授
昭和46年4月 岩手医科大学歯学部長
平成 8年4月 岩手医科大学名誉教授
平成20年秋 瑞宝中綬章 受章
●名誉教授
岩手医科大学
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